株式会社大興油脂は各種配管や金属製品等の化学洗浄(酸洗い処理・脱脂処理)、金属表面処理の専門企業です。

株式会社
大興油脂

TEL. 052-892-6779
〒458-0847 愛知県名古屋市緑区浦里2丁目40番地

不動態化処理 Passivation treatment

金属表面処理(不動態化処理)について
一般的に「ステンレスは錆びにくい」とされていますが、海に近い地域では海水などによる塩害の影響を受けたり、錆びた鉄製品からのもらい錆によってステンレスも錆びる事があります。
不動態化処理(パシペート処理)はこのような被害から守る為にステンレスの表面に薄い被膜を形成し、耐食性を向上させる表面処理です。

不動態化処理

不動態化処理

食品や医療関係の工場などに使用されることが多いサニタリー配管や、原子力設備関連、塗料配管などに施工することが一般的です。
ステンレス鋼の表面に酸化膜(不動態膜)を覆うことにより錆などの腐食から保護し、耐食性を向上させます。
硝酸と弗酸の混合液にて酸洗い処理した後、硝酸のみの薬液槽に浸漬し、酸化膜(不動態膜)を覆います。
酸化膜(不動態膜)は無色透明の為、肉眼では処理前後の比較はできません。

施工例

5500Lまでの製品は浸漬処理可能。大型製品は吹き付けにて対応可能となります。

  • 不動態化処理 施工例イメージ1
    サニタリーパイプ
  • 不動態化処理 施工例イメージ2
    ロストワックス製品
  • 不動態化処理 施工例イメージ3
    フィルターケース
  • 不動態化処理 施工例イメージ4
    フィルターハウジング
  • 不動態化処理 施工例イメージ5
    ヘアライン加工品
  • 不動態化処理 施工例イメージ6
    量産型の小物部品
  • 不動態化処理 施工例イメージ7
    塗装ラインに使用される塗料配管
  • 不動態化処理 施工例イメージ8
    食品加工ラインに使用される純水配管

もらい錆の実例

屋内設置のステンレス製タンクが、周辺の錆びた鉄製品から「もらい錆」した状態
不動態化処理を施すことにより被膜を成形させる事をお勧めします。

表面にもらい錆のイメージ

不動態化被膜の目視検査

  • 不動態化被膜の目視検査イメージ1
  • 不動態化被膜の目視検査イメージ2

検査液により変色を確認「赤」は被膜が無い状態「透明」は被膜が形成された状態

不動態化被膜の目視検査イメージ3

同一部分であっても研磨された面は被膜が破壊される為、「赤」に変色します。
不動態化処理を施すことで耐食性を向上することが可能となります。

ステンチェッカーによる確認

不動態化被膜はステンチェッカーでも確認することが可能です。

  • ステンチェッカーによる確認イメージ1
  • ステンチェッカーによる確認イメージ2

質問・お見積りなど、
お気軽にお問い合わせください。

ページTOPへ戻る