金属表面処理(リン酸被膜処理)について
金属を腐食から防ぎ、塗装が密着することで製品の高品質化となります。
「前処理」として確実な洗浄工程を施し、「リン酸被膜処理(パーカー処理)」にて被膜を成形させ、耐食性と密着性を向上させます。
この被膜自体にも防錆効果がある為、万が一に、塗装の膜にキズが付き金属表面が露出した場合でもそのキズから錆が広がりにくい効果があります。
リン酸被膜処理
鉄製品の塗装の前工程に行うのが一般的です。
脱脂・酸洗施工した後に表面にリン酸被膜を生成させることにより、腐食を抑え表面保護効果があります。
- 1.複雑な形状のものでも均一な被膜を得ることが出来る
- 2.化成された被膜は防蝕性に富み塗装下地として最適。
- 3.処理温度が低い(60℃〜85℃)ため材質に変化を与えない。
- 4.電気の不良導体なので局部電池作用による腐食がない。
リン酸被膜処理風景
リン酸被膜処理比較
リン酸被膜処理を比較出来ます。
左の写真がリン酸被膜処理前。右の写真がリン酸被膜処理後となります。
画像を押すと拡大出来ます。